今年も、御糸米の新米が入荷しました。
「御糸米」とは、三重県の多気郡明和町御糸地方(伊勢と松阪の間)でとれるお米です。
昔から御糸地方は、御神領(ごしんりょう)として伊勢神宮に米と糸を奉納していました。
伊勢湾に面し、海辺の沖積層に属する地帯で櫛田川水系の豊かな水で育まれたお米です。
お米を分けてもらっている契約農家さんの田んぼも砂地にあるので、お米をもらいに行く度に車が砂だらけになります。いつも頂く無農薬の野菜も、名古屋で買うよりずっと味が濃くて美味しいのも、きっとこの砂がいいんでしょうね。
名古屋にいると新米の話になる事も少ないのですが、三重の実家では新米のシーズンの少し前から、「今年の新米のできはどうだろうか?どこの家の米が美味しいだろうか?」と皆新米の話をしています。
新米は、新米独特の香りがします。
その昔母が子供の頃には、とれた稲を天日干しし精米していたので、今とは比べものにならないくらいの新米のいい香りがしたそうです。